人気上位のレバ刺しですが、その他に海外でも名の知れた食材です。
レバーのタレや味付け、食べ方やレシピ等をカテゴリごとに一覧にまとめました。
馬レバーといえば、ほかの肉では食べられないレバ刺しが人気ですが、レバ刺しひとつとっても、つけるタレや味付け次第でおかずやおつまみにとさまざまな楽しみ方ができます。この記事では、レバ刺しやレバーの食べ方のレシピを検索上位にあるものから厳選して3つ紹介していきます。またレバー料理の海外事情についてもお伝えします。
おいしいレバ刺しのタレと、レバーのレシピを3品紹介!
おすすめのレバ刺しのタレや味付け、レバーの人気レシピを3品紹介していきます。
辛々具入り!ラー油で作るレバ刺しのタレ
手作りの具入りラー油で作る絶品!のレバ刺しのタレです。具入りラー油は、時間があるときにまとめて作っておくと、冷奴にかけたり料理の仕上げに使ったりご飯のおともにしたりと、非常に便利なので大変人気のあるレシピです。薬味の香りがたっぷりの具入りラー油がレバ刺しを格段に美味しくしてくれます。
【材料】
サラダ油 | 200cc |
太白ごま油 | 50cc |
韓国風唐辛子(中挽き) | 60cc |
花椒 | 10粒 |
ねぎ(刻む) | 大さじ3くらい |
生姜(刻む) | 大さじ3くらい |
ニンニク(刻む) | 2片 |
干し海老(みじん切り) | 5尾 |
アンチョビ(細かく刻む) | 3枚 |
鷹の爪 | 3本 |
いりごま | 大さじ2 |
調味料 | |
しょうゆ | 50cc |
塩 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1 |
【作り方】
焼肉屋さん風 ごま油とキムチソースのレバ刺しのタレ
焼肉屋さんで出てくるようなレバ刺しのタレのレシピです。ごま油の香りが香る、キムチソースの辛さがほどよく効いたパンチのあるレバ刺しのタレです。ニンニクの風味が食欲をそそります。ご飯が進むうえにビールのおつまみにもぴったりの味付けです。
【材料】
ごま油 | 大さじ1 |
おろしニンニク | 大さじ1 |
酒 | 大さじ2 |
しょうゆ | 小さじ1 |
キムチソース | 少々 |
ラー油・白ごま・(好みでねぎ) | 適量 |
【作り方】
和風仕立て レバ刺しの味を引き立てる玉ねぎダレ
よく冷奴にかけるものとして紹介されていますが、レバ刺しにもあいます。さっぱり味の冷奴を食べ応え抜群にする玉ねぎダレは、旨みがたっぷり感じられあっさりとした馬肉のレバ刺しには特にぴったりです。簡単なのに驚くほど美味しいので、ぜひお試しください。
【材料】
玉ねぎ | 半分 |
調味料 | |
塩 | 少量(一つまみくらい) |
しょうゆ | 少量 |
ごま油 | 大さじ2 |
【作り方】
海外でもレバーを食べる?
多くの海外の方は生で肉を食べる習慣がなく、レバ刺しには抵抗を示すことが多いようです。しかし全くレバーを食べないというわけではなく、さまざまな国で調理した牛や馬のレバーが食べられています。ここからはいくつかの国のレバーの食べ方の例を紹介します。
「一般的なレバー料理のレシピに飽きてきた」
「エスニックな料理の献立にレバー料理を加えたい」 というような場合には参考にしてみてはいかがでしょうか。
トルコ
海外のレバー料理を検索すると、レバソテーやレバーの串焼き・レバーフライなどのトルコ料理が上位に出てきます。味付けにはクミンシードなどのスパイスや、オレガノやディルなどのハーブを用いることが多いようです。
フランス
トルコ料理と並んでフランスのレバー料理も有名です。レバーの赤ワイン煮込み・テリーヌ・鶏レバーのペーストなど、フランス料理らしくワインに良く合いそうなメニューばかりです。世界三大珍味として有名なフランス料理の高級食材フォアグラは、ガチョウやアヒルにたくさん餌を与えて肝臓を肥大させて作ります。ただし動物愛護の観点から、生産や販売を禁じようとする動きもあります。それに対してフォアグラの生産者は、数百年も前からの製法であり、渡り鳥なのでもともと栄養をため込むものだから苦痛はない、と主張しています。
双方の言い分はさておき、フォアグラは古代ローマ人が干しイチジク をガチョウに与え、その肝臓を食したことに起源を遡ることができ、歴史が古いものであることは確かです。1世紀の博物学者大プリニウスの記した『博物誌』によると、イチジクを与えて太らせた上、肥大した肝臓を蜂蜜入りの牛乳に浸して調理することを考案した美食家がいたとされています。牛乳でレバーの臭みを取る下ごしらえの方法に、2000年ほどもの歴史があるとは驚きですね。
中国
レバー料理の定番中の定番と言えば、中華料理のレバニラです。中華料理のレバーレシピは数多く見受けられ、レバーと小松菜炒め・レバーとキクラゲの和えもの・レバーの八角煮などさまざまです。
韓国
レバ刺しの本場とも言える日本のお隣、韓国では現在でも生肉もレバ刺しも食べられています。加熱調理する場合は揚げ物や炒め物にして、コチュジャンなどで辛味をつけることが多いようです。
ベトナム
フランスの植民地だった時代があるからか、レバーペーストはベトナム料理『Pate Gan Gà』として普及していて、柔らかめのフランスパンになますやパクチーと一緒に挟んで食べる『バインミー』は世界中で大人気の料理です。
フィリピン
フィリピンには『アドボンアタイ』というレバーの煮物料理があります。レバーを玉ねぎや醤油や酢、砂糖やカラマンシーという酸っぱい柑橘を使って調理する料理で、フィリピンではよく食べられています。
レバノン
中東のレバノンでもレバーが食されています。レバノン風のレバーの炒め物はクミンやコリアンダーなどのスパイスやニンニクなどとともにレバーを炒め、仕上げにレモンの絞り汁とハチミツをかけます。
ロシア・東欧諸国
ロシアやウクライナなどの東欧の国ではスメタナという発酵乳、つまりサワークリームを使った料理が数多くあります。このスメタナとレバーは相性が良く、レバーと玉ねぎをスメタナと調理した料理『ペチェン』はレバーの血抜きをしなくても美味しくいただける料理です。
スウェーデン
スウェーデンでもレバーペースト『レーベルパステイ』を食べる習慣があります。スウェーデンの代表的なライ麦パン『クロッケブロード』に塗り、きゅうりのピクルスなどをのせて食べる身近な食材です。
まとめ
今回はおすすめのレバ刺しのタレや味付け、レバーの人気レシピをあわせて3品ご紹介するとともに、レバー料理の海外事情についてもお伝えしました。
ほかの肉と比べるとレシピなどの情報が少なめなレバーですが、意外と利用しやすいレバーの魅力に気づけたのではないでしょうか。レバーが好きだという方も、レバーが苦手だけど食べてみたいという方も、ぜひ参考にしてみてください。