筋肉をつけるためには赤身肉と霜降り肉のどっちを食べる?牛肉よりも赤身の馬肉がおすすめの理由とは?

赤身肉と白身肉どっちを食べる?

筋肉を付けたい方が積極的に食べる食材には鶏のささみや牛肉があります。しかし馬肉の赤身は低カロリーかつ低糖質なのに含まれるタンパク質が豊富なので筋トレの後に摂取する食材としておすすめです。この記事では馬肉の赤身とはどんなお肉なのか、どうして赤いのか、タンパク質の他にどんな栄養が含まれているのかについて詳しくご紹介します。

馬肉とは?

馬肉は他のお肉と比較すると食べる機会が少ないかもしれません。しかしあっさりとしていて旨みが強く栄養豊富な食材です。また生でも安心して食べることができる安全性の高い食材でもあります。馬肉には大きく分けて赤身・霜降り肉・希少部位の3つに分類することができます。それぞれどのような特徴をもっているのでしょうか。

赤身

馬肉の赤身はまさしく「桜肉」と呼ぶのがふさわしい赤みがかったピンク色のお肉です。ロース・ヒレ・ランプ・モモといった部位から入手できます。代表的なメニューは馬刺しです。赤身を馬刺しにするとあっさりとしていながらも噛むほどに馬肉本来の旨味を味わえるのが特徴です。その美味しさに加えてタンパク質や鉄分をはじめとする栄養が豊富なのに低カロリー・低糖質であることも健康ブームが追い風となり、人気を後押ししている理由のひとつとなっています。

霜降り肉

馬肉の霜降り肉とはマグロのトロのように赤身に脂身のサシが入ったお肉のことです。肩ロースやお尻の側面のイチボといった部位から入手できます。霜降り肉の馬刺しの方が赤身よりも柔らかくて口当たりがよいものですが脂肪分を多く含むためカロリーは高くなります。そのため筋肉を付けたいとお考えの方は食事の際には赤身の馬刺しをメインにすることがおすすめです。

希少部位

馬肉の希少部位には舌のタンや馬のたてがみ部分であるタテガミ・肝臓のレバー・腹部のフタエゴなどがあります。そのすべてが一頭からわずかしか入手できないため希少部位と呼ばれています。とくにタテガミやフタエゴは馬肉ならではのためぜひとも挑戦していただきたい部位です。希少部位も赤身や霜降り肉と同様に馬刺しとして食べられます。

魚の赤身と白身とは?

魚には赤身と白身があります。魚は大きく分けると「赤身魚」「白身魚」の2種類に分類できます。赤身魚とはマグロやカツオ・ブリに代表されるようにスピードを出しながら遠海まで回遊する運動量の多い魚のことです。一方で白身魚とはカレイやヒラメ・タイ・タラのように一ヵ所にじっとしていることが多く、運動量の少ない魚のことをいいます。

これらの身の色の違いは含まれているヘモグロビンミオグロビンによるものです。ヘモグロビンとは酸素と結合して体中に酸素を運ぶ役割をする血液色素タンパク質のことで、ミオグロビンとは筋肉中に酸素を貯蔵する役割をする筋肉色素タンパク質のことです。赤身魚と白身魚の色を比べればはっきりとわかるように赤身魚にはこれらのタンパク質が多く含まれています。

ちなみに赤身魚には「青魚」と呼ばれるアジやイワシ・サバなども含まれます。青魚は赤身魚ほど運動量が多くないもののヘモグロビンやミオグロビンを含んでいるため赤身魚に分類されるのです。またサケはピンク色の身をしていますが白身魚に分類されます。サケの身の色はエサとしているエビやカニ由来の色素が現れたものでヘモグロビンやミオグロビンの色ではないからです。

このように筋トレ中の方が魚を食べるなら白身魚よりもタンパク質をたくさん含む赤身魚にすることをおすすめします。赤身魚が筋肉に蓄えたタンパク質を摂取することで自分の筋肉を大きくするために必要な栄養として利用できます。

肉にも赤身と白身があるって本当?

お肉にも魚と同様に「赤身肉」「白身肉」があるのをご存知でしょうか。赤身肉には牛肉を筆頭に羊肉や馬肉が分類されます。一方で白身肉には鶏胸肉や変わったものではフランス料理に使用されることが多いハト肉、中華料理に使用されることが多いカエル肉などがあります。

赤身肉についても魚と同様にその色を決めているのは含まれるヘモグロビンミオグロビンといったタンパク質です。とくにミオグロビンを多く含むほどに赤い色のお肉となります。

タンパク質を多く含む赤身肉の中でも馬肉は脂肪分が少ないヘルシーなお肉のため筋肉をつけたいという方に積極的に摂取していただきたい食材です。

赤身の馬刺しが筋肉を付けたい方におすすめの理由とは?

馬肉の中でも赤身を使用した馬刺しは筋肉をつけたいと思っている方におすすめの食材です。筋トレ中の方が好んで食べるものとして鶏のささみや牛肉を思い浮かべる方は多いかもしれません。

たしかに鶏のささみは含まれる脂肪分が少ないため太りにくいのに筋肉の元となるタンパク質を摂取できる食材です。また牛肉は赤身肉のためタンパク質を豊富に含みます。しかし赤身の馬刺しは鶏のささみと同じ低カロリー食材でありながら、鶏のささみや牛肉にはないさまざまな栄養を含んでいるのです。

「筋トレには鶏のささみや牛肉が一番」だと思っていらっしゃった方も、赤身の馬刺しが低カロリー・低糖質で栄養価が高いことを知れば筋トレ後に食べたくなるのではないでしょうか。

とても低カロリー

赤身の馬刺しのカロリーは鶏のささみとほぼ同じ100gあたり110キロカロリーです。このカロリーは非常に低く牛肉や豚肉と比較すると約半分しかありません。体型を絞りながら筋肉を付けたいという方には赤身の馬刺しはまさにうってつけの食材であるといえるでしょう。

タンパク質が豊富

赤身の馬刺し100gには体内に吸収されやすいタンパク質が20.1gも含まれています。筋肉の元となるのはタンパク質なので、筋トレ中はカロリーを抑えた食事を心がけると同時にタンパク質を積極的に摂ることが重要です。赤身の馬刺しは必須アミノ酸を豊富に含んでいるため摂取したタンパク質が効率よく筋肉に変わります。

糖質が極めて少ない

そんな赤身の馬刺しは豊富に含まれるタンパク質もさることながら注目すべきは糖質の少なさです。筋トレ中は糖質制限をされる方が多いようですが赤身の馬刺しには100gあたり0.3gの糖質しか含まれていません。この糖質の少なさから糖質制限ダイエットをしている方からも注目を集めている食材なのです。

カルシウム・鉄分・グリコーゲンも豊富

赤身の馬刺しに含まれるカルシウムは100gあたり11mgと牛肉・豚肉・鶏肉の2倍となっています。鉄分については100gあたり4.3mgと鶏のささみの7倍以上含まれている上に筋トレ後の疲労回復に効果があるグリコーゲンも豊富に含まれています。

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まとめ

馬肉は赤身・霜降り肉・希少部位に分けられますが筋肉を付けたい方には赤身がおすすめです。魚には赤身魚と白身魚があるのと同様にお肉にも赤身肉と白身肉があります。タンパク質が豊富な赤身肉の中でも馬肉の赤身は含まれる脂肪分が少なく低カロリー・低糖質であるのが特徴です。またカルシウム・鉄分・グリコーゲンといった栄養素も豊富に含みます。筋トレ後には赤身の馬刺しを食べて疲労回復と筋肉の増強に役立てませんか。ただし赤身の馬刺しばかりではなく野菜なども摂り栄養バランスのよい食事を心がけましょう。